記事タイトル がん患者を看る「緩和ケア」

■緩和ケアとは

「緩和ケア」とは、患者の身体的苦痛と精神的苦痛を取り除くことを第一に考えたケアのことです。
緩和ケアにおいて最も重要視されているのが患者のQOL(quality of life=生活の質)の向上。
それぞれの患者が望む自分らしい生活に沿ったケアを提供していくという特徴があります。
緩和ケアには痛みを取り除くケアの他、日常生活のケア、排泄ケア、安眠ケア、心のケア、家族のサポートなどがあり、チームで取り組むのが基本です。チームは医師・看護師・薬剤師・栄養士・作業療法士・理学療法士・音楽療法士・ソーシャルワーカーなどの専門家らによって構成されています。

■緩和ケア病棟とは

緩和ケア病棟の国内での歴史は、1981年に浜松市の聖隷三方原病院における末期がん患者のためのホスピスができたのが始まりと言われています。緩和ケア病棟に入院される方は、完治治療が困難な場合がほとんどです。強い副作用が懸念される治療は避け、病気がもたらす吐き気や痛み、不眠、不安な気持ちといった「苦痛」を少しでも和らげるためのケアを重視して行います。
日本ホスピス緩和ケア協会が発表している緩和ケア病棟の病床数をみると、2013年現在の病床累計は5583床。年を重ねるごとに病床数は増加傾向にあるものの、まだまだ足りていないのが現状です。

■緩和ケアとがん

がん医療における緩和ケアで期待されていること、それは身体と心の両面の苦痛を和らげることです。特に心のケアはとても大切です。がんという病は誰しもがなる可能性のあるものですが、早期に発見できれば治療が可能です・しかし、治療後も再発・転移といった不安がつきまとうもの。終わりが見えない身体的、精神的不安を抱えながらの生活は想像もできないほど辛いものでしょう。そんな患者のそばに寄り添い、少しでも痛みや不安を和らげるケアが求められます。加えて、患者さんだけではなく、そのご家族の精神的不安も取り除く重要な役割をも担っています。大切な人が病になり、支え続けることはとても大変なことです。そんなご家族にもまた、支えが必要なのです。
患者さんが自分らしい生活をできるようにするために、緩和ケアはとても重要な役割をになっています。

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