記事タイトル 緩和ケアとホスピス

■ホスピスとは

ホスピスとは主に末期がんやAIDSなどの疾患により、治癒困難な方がターミナルケア(終末期ケア)を行う施設のことです。
ホスピスの起源は中世ヨーロッパの小さな教会にあると言われています。疲れた旅人の世話や、病や怪我に苦しむ人たちのケアをしていたことから教会のことを「ホスピス」と呼ぶようになったのです。日本で最初のホスピスケアを提供したのは大阪の淀川キリスト病院である説が有力、1973年より実質的なケアが行われていたそうです。また、日本で完全独立型のホスピスが誕生したのは1993年のこと。こうしてみると、日本におけるホスピスの歴史はまだまだ浅いという印象を受けますね。
ホスピスは大きく分けると、下の5つに大別されます。
・病院内病棟型・・・病院の一部の病棟をホスピスとして利用
・病院内独立型・・・病院と同敷地にありながらも、建物が別
・完全独立型・・・ターミナルケアを行う施設(緩和医療以外の治療は基本的に行われない)
・病院内緩和ケアチーム・・・病院内に緩和ケアを行うチームが存在
・在宅ホスピス・・・在宅におけるターミナルケア
最期まで尊厳ある生き方を全うするためにホスピスでの緩和ケアのより広い理解と充実が求められています。

■緩和ケアとホスピスケアの違い

ホスピスがターミナルケアを実践するところであることは分かりましたが、患者の苦痛を取り除くための「緩和ケア」と「ホスピスケア」には何か違いがあるのでしょうか?
結論から言うと、緩和ケアとホスピスケアに大きな違いはないとされています。ホスピスケアが終末期の患者に看護の手を差し伸べるという大きな捉え方であるのに対し、緩和ケアはホスピスケアの中でも特に終末期におけるがん患者の痛みや苦痛を軽減するところに力を入れていることから、ニュアンス的に少し違うような印象を受けるかもしれません。また、カナダでは緩和ケア、アメリカやイギリスではホスピスケアと表現されるなど、国によって浸透している言い方に違いがあるのです。

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